人助け

あなたはすぐ近くで困っている人を見かけたらどうしますか?
例えば、駅員さんのいない無人駅で、
どの切符を買っていいかわからず悩んでいる人がいた場合、
声をかけて助けてあげられますか?


困っている人を見ると、「人を助けたい」「善いことをしたい」と
考えている人は多いはずです。
ですが、実際にはそういう場面に遭遇すると
行動するのに躊躇してしまうという人もいるのではないでしょうか。
躊躇するのは「周りからいい人ぶっていると思われないか」
「相手からしたら迷惑だと思われてしまわないか」など
何かしら不安を感じてしまうことが原因ではないかと思います。


知っている人なら気兼ねなく声をかけたりできるとは思いますが、
知らない人となるとやはり抵抗があるものです。
そこはやはり「勇気」が必要です。
時には誰かが手を差し伸べなければいけない場面も当然あります。
近くに自分しかいない場合はなおさらです。

ただし「助けたい」の気持ちだけではうまくいかないこともあります。
例えば、目の不自由な人が駅のホームへ向かって階段を降りているとき、
手助けしようといきなり肩をたたいたりしてはいけません。
相手がびっくりしてしまうためです。
目の不自由な人にはまずは声をかけることが大事なのです。

そういったように、接し方を誤るとトラブルにもなりかねません。
行動する「勇気」も必要ですが、状況に応じて
「臨機応変」に行動しなければいけないときもあります。
なかなか難しいことですが、どのような状況でも
気持ちがいい行動ができるようになりたいものです。

 

2025年09月15日