電気工事では現場で穴をあける作業がつきものです。
穴をあける対象の材質や厚み、穴の大きさなどに用途に応じて、
穴あけの工具にもいろいろな種類があります。
①ハンドドリル
ドリルの刃をチャックに取り付け、回転するハンドルで穴をあけます。
ドライバ形状のハンドドリルもあります。
画像メーカー:アールエスコンポーネンツ株式会社
②クリックボール
チャックに付けたドリルの刃や板錐等を手動でハンドルを回転させながら
木材や金属を加工します。
折れ曲がったクランク形状をしています。
画像メーカー:EARTHMAN
③タップとタップハンドル
ドリルであけた穴にねじを切る工具です。
タップハンドルのチャックにタップを取り付け、そのタップを穴に差し込み、
ハンドルを回してねじりこみながら、ねじを切っていきます。
画像メーカー:ATC
④電動ドリル
チャックに取り付けたドリルの刃をモータで回転させて穴をあけます。
コンセントから電源を取るタイプと充電式電池タイプがあります。
画像メーカー:Makita(マキタ)
⑤シャーシパンチとノックアウトパンチ
センターボルト、ウス、カッターという部品を使って穴をあけます。
1.ドリルで金属板にセンターボルトが入る穴をあけます。
2.カッターとウスで金属板を両面から挟み込みます。
3.センターボルトをカッターからウスへ差し込み、ねじこみます。
4.ハンドルを回して、カッターをウスへ完全に食い込ませると穴があきます。
シャーシパンチを油圧で動作させ、穴を打ち抜くのがノックアウトパンチです。
画像メーカー:ホーザン
⑥ホールソー
ドリルのチャックに取り付けて、木材や金属の薄板に穴をあけるときに使います。
芯のドリルで位置決めし、回転刃で穴を切っていきます。
画像メーカー:メトリー
⑦テーパーリーマー
ドリルで下穴をあけた後、テーパーリーマーの先端の入れ、
ハンドルを持って回転させながら穴の径を広げていきます。
ホールソーのチャックに差し込むタイプもあります。
画像メーカー:メトリー


